<尖閣>中国外相、日本を名指し非難 国連演説「盗んだ」

<尖閣>中国外相、日本を名指し非難 国連演説「盗んだ」
2012年9月28日 11時12分 (2012年9月28日 13時11分 更新) 毎日新聞

 【ワシントン白戸圭一】中国の楊潔篪外相は27日夜(日本時間28日午前)、ニューヨークの国連総会(193カ国)で一般討論演説を行い、日本政府の沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の国有化を中国の主権に対する「重大な侵害」として、日本を名指しで非難した。楊外相は、日本が1895年の日清戦争で尖閣諸島を「盗んだ」とも述べ、中国固有の領土であるとの主張を国際社会に向けて強調した。

 楊外相は演説で、尖閣諸島は戦後、連合国による「カイロ宣言」や「ポツダム宣言」に基づいて中国側に返還されたとする独自の考えを強調した。その上で、日本政府による国有化は「世界の反ファシズム戦争の勝利に対する公然たる否定であり、戦後の国際秩序と国連憲章に対する重大な挑戦だ」との主張を展開。国有化は「違法であり無効だ」と述べ、中国の正当性を強調した。

 さらに、楊外相は「中国の領有権を損なうあらゆる行為をただちに停止し、実際の行動で過ちを正すこと」を日本側に要求。尖閣をめぐる摩擦を「争い」と表現、領土問題の存在を印象づける一方、「交渉で解決する軌道に戻るよう強く促す」と日本政府との対話の余地があることを示唆した。

 尖閣諸島を巡る日中間の対立を巡っては、野田佳彦首相が26日の国連総会での演説で、中国を名指しすることを避けながら、領土・領海問題の国際法にのっとった平和的解決を訴えていた。楊外相の演説は日本を名指しした上で、日本が同諸島を「盗んだ」との強い表現を用いるなど、中国側の対決姿勢が際立っている。
 野田首相の演説に対して中国外務省は27日、「自らを欺き、人もだますやり方」などと非難する報道局長談話を発表していた


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中国外相、尖閣「中国から盗んだ」国連演説 藤村官房長官が反論「全く根拠がない
 中国の楊潔チ外相は27日夜(日本時間28日午前)、国連総会一般討論で演説した。沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)について「中国固有の領土」と主張、日本政府による国有化は中国の主権への「重大な侵害」だとした。「日清戦争末期に日本が中国から釣魚島を盗んだ歴史的事実は変えられない」と異例の表現で日本を非難した。

 この発言をめぐり、議場で日中両国が非難の応酬を繰り広げ、対立の長期化は必至となった。

 日本の児玉和夫国連次席大使は議場で反論する答弁権を行使し「尖閣は日本固有の領土。中国と台湾が尖閣について主張を始めたのは1970年代になってからだ」と述べた。中国の李保東国連大使も再反論し、国有化を「(犯罪で得た資金を洗浄し、正当なものであるかのように装う)マネーロンダリング」になぞらえて批判した。

 藤村修官房長官は28日の記者会見で「中国独自の主張で全く根拠がない」と述べた。

 楊外相の演説は、野田佳彦首相が26日の一般討論で尖閣問題を念頭に、領土、領海紛争は国際法に従い解決するよう呼び掛けたことに対抗した形。

 楊外相は尖閣国有化について「日本政府の一方的な行動は中国の主権に対する重大な侵害だ。反ファシスト戦争勝利の結果を公然と否定するもので、戦後国際秩序への重大な挑戦だ」とした。

 中国は領土主権を断固守るとし、日本に「中国の主権を損なう一切の行為を直ちに停止し、実際の行動で誤りを正し、争いを解決する協議に戻るよう強く求める」と述べた。(共同)

(2012年9月28日13時40分 スポーツ報知)

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尖閣「冷静な対応」を 中国外相にクリントン長官
2012.9.28 08:46 [中国]

 クリントン米国務長官は27日、ニューヨーク市内で中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相と会談し、尖閣諸島をめぐる日中の対立が激しくなっていることについて「冷静な対応」を呼び掛けた。米国務省高官が記者団に明らかにした。

 クリントン氏は楊氏に、日中は「緊張を和らげるために当事者同士で(対話するなどの)対応が可能だと信じている」と表明した。

 クリントン氏はこれまでも日中双方に同様の意向を伝えており、米側は対立が東アジアの不安定化を招くことを懸念している。

 中国は従来、米国が尖閣を日米安保条約の対象範囲と明言していることに反発。楊氏は会談でこうした考えも伝えたとみられる。

 中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟国の一部が領有権を争う南シナ海の問題についても議題となった。クリントン氏は、法的拘束力のある行動規範策定に向けたASEANとの協議の進展を促した。(共同)

by momotaro-sakura | 2012-09-28 14:19