中国の30、40代、都市で生活謳歌 子供時代に親が必死に教育

中国の30、40代、都市で生活謳歌 子供時代に親が必死に教育
2012.10.2 10:53 産経ニュース
 日本では幸せな世代が70代の親の世代だとすれば、中国では幸せな世代は現在の30、40代といえます。

 中国では親世代は戦争の影響で貧しい生活を余儀なくされた世代。戦後になっても、政治闘争が次々と起こり、いつ闘争に巻き込まれるか、戦々恐々として人々の気持ちも暗いものだったはず。文化大革命で「下放」(地方に送り出して労働などに従事させる政策)された方も多く、本当に苦労の多い世代。

 また当時は大学が閉鎖されていたため、教育の機会もなかった時代。したがって、今でも企業では50歳以上の優秀な人材が不足しています。

 それに比べて現在の30代、40代は親が必死に教育をしたかいもあって、きちんとした教育を受けているケースが多い。一部のエリートは高学歴で欧米の一流大学での留学経験もあり、最新の経営を勉強しているので、若くして会社のトップについてしまう方が多い。

 また、改革開放が進んで規制が減り、商売をする環境が整ったため、自分の力で事業を立ち上げて、豊かになるケースも多い。

30、40代は高収入で都会の大きな家で暮らし、豊かな消費生活を謳歌(おうか)する。こんな姿が中国の大都市では当たり前の光景。したがって、中国ではこの世代の方が田舎に住む親に仕送りをするというのは、普通に見られる姿です。

 ここまでは日本とちょうど逆のパターンですが、20代の若者が大変そうなのは日本も中国も変わらない気がします。

 日本と同じで中国でも大学卒業後の就職難が深刻ですし、結婚するためには新居を購入しなればならず、結婚もなかなか大変そうです。また中国でも高齢化社会を迎えることが予想されますので、若者が感じるプレッシャーは増えそうです。(株式会社シー・コミュニケーションズ代表取締役 大羽りん)


by momotaro-sakura | 2012-10-02 16:28