<党首会談>「近いうち」? 自民、要請なくイライラ


<党首会談>「近いうち」? 自民、要請なくイライラ

2012年10月2日 23時14分 (2012年10月2日 23時41分 更新) 毎日新聞

 野田第3次改造内閣の発足を受けて近く行われる見通しの党首会談を巡り、民主党と自民党が神経戦を繰り広げている。自民党は2日の改造直後に党首会談が行われると予想していたが、民主党側から申し入れはなく、肩すかし状態だ。ただ、民主党も秋の臨時国会では特例公債法案などで協力を求めざるを得ない。自民党新執行部の出方を見極めているとみられるが、展望は開けていない。

 党首会談で、自民党の安倍晋三総裁は「近いうち解散」の具体化を迫る考えだが、野田佳彦首相は解散時期の明示には応じない方針。現時点では会談しても双方とも成果が見通せない状況だ。

 自民党の石破茂幹事長は2日、党本部で記者団に「首相から総裁に正式に(会談の要請が)あったとは聞いていない。前段階の幹事長会談の呼びかけも一切ない」と語り、政府・民主党の対応について不信感をあらわにした。その上で「党首会談で『近いうち』の約束はどうなったかという問いに答えられない葛藤があり、目を背けようという意図が感じられる」と批判した。

 自民党は、公明党の山口那津男代表も加えた3党首会談の前段として、3党幹事長での協議を検討しているが、石破氏には「民主党の輿石東幹事長から就任祝いの電話すらない」(周辺)という。

 民主党は、党首会談で特例公債法案などへの協力を取り付けたい考えだが、強硬派の安倍総裁誕生に警戒感がある。また、首相が会談で、解散時期について「近いうち」以上に踏み込めば、消費増税法への造反組を中心に離党議員が再び出る懸念もある。早期解散に反対する輿石氏は党首会談を先送りしたい意向で、1日には記者団に「いつと言う必要もないし、言うべきでもない」と語った。

 こうした状況に、公明党幹部は「輿石氏らは会談を延ばして、こちらが寄ってくるのを待つお得意の『先送り作戦』だろうが、早期解散で譲ることはない」と強調した。【念佛明奈、光田宗義】

by momotaro-sakura | 2012-10-03 10:54