日立、英ロンドンの欧州鉄道研究開発センターが業務を開始

日立、英ロンドンの欧州鉄道研究開発センターが業務を開始
財経新聞10月10日(水)17時51分
 日立製作所は10日、同社の欧州現地法人である日立ヨーロッパ社が欧州における鉄道システム事業の支援と現地主導による研究開発の強化に向けイギリス・ロンドン市内に設置した「欧州鉄道研究開発センター」の業務を本日より開始すると発表した。同センターでは、欧州市場向けの鉄道車両のデザインや保守・製造技術、信号システム、運行管理システムなどの研究開発を行う。
 今回業務を開始した「欧州鉄道研究開発センター」は、「輸送・エネルギー・環境研究所」内の一部門として鉄道システム関連事業の技術支援、研究開発を行う専門組織。今後、日立が英国に建設を予定している鉄道車両の生産拠点にも同センターのスタッフを駐在させる予定。
 鉄道システム事業は日立の注力事業の一つ欧州では2012年7月に、日立レールヨーロッパ社が英国運輸省の都市間高速鉄道計画につき、日立が出資する特別目的会社「アジリティ・トレインズ社」を通じ正式契約を締結。さらに、8月には英ネットワーク・レール社より列車運行管理システムのプロトタイプを受注するなど事業を拡大している


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プロトタイプ(英: prototype)は、デモンストレーション目的や新技術・新機構の検証、量産前での問題点の洗い出しのために設計・仮組み・製造された試験機・試作回路・コンピュータプログラムのことを指す。

新製品を量産に移す前などに試験用途として作られ、製品の設計に起因する問題やその他の不具合を発見することができ、具体的な修正の検討に入ることができる。こうすることによって、量産して市場に出た後で不具合が発覚することを防ぐことができる。

量産用プロトタイプが十分に洗練されていて、その機能性・強靱性・量産性および他の目標を十分に達すると判断された場合、その製品を量産に移すことができる。しばしば、そのような用途のプロトタイプは大量生産技術とは違った技術を用いて製造される。このための技術や手法はプロトタイピングと呼ばれる。

電子回路においては、プロトタイプ品と量産品で性能に違いが出てくることがある。これは部品の数や違い・プリント基板のパターン引き回しの違い・空中配線部品を使ったかどうかなど、様々な要因がある。

情報工学においては、プロトタイプは関数・サブルーチンの宣言を指す(たとえば、C言語の関数プロトタイプ宣言など)。

しかしたいていのオブジェクト指向プログラミング言語では、プロトタイプは「クローンとしての新しいオブジェクト」を作ることができるオブジェクトを指す。また、それらの言語のうちプロトタイプを基礎(ベース)としてオブジェクトを取り扱うものをプロトタイプベースという。

試作プログラムや画面デモ用プログラムなどを「プロトタイプ」と呼ぶ場合もたまにあるが、日本においてはこういった場合「デモ版」ないし「ベータ版」、まれに「アルファ版」(ベータ版の更に手前)などと呼ばれることの方が多い。



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日経ニュース

日立、英国に鉄道の研究開発拠点
公開日時2012/10/10 20:17
 日立製作所は10日、英国に鉄道事業の研究開発拠点を開設したと発表した。欧州で初めての鉄道関連の開発拠点で、現地のニーズにあった車両の設計・製造技術や外観デザイン、運行管理システムなどの開発を進める計画だ。日立は今年7月、英高速鉄道向けの鉄道車両約600両を受注したばかり。開発機能の強化を今後の欧州での車両受注の拡大にもつなげる。

 「欧州鉄道研究開発センタ」を英国のロンドン市内に開設した。当面は8人の人員を配置し、今後、陣容を増強する予定

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2012年10月10日ニュースリリース総合



日立がロンドンに設置した欧州鉄道研究開発センタが業務を開始

株式会社日立製作所(執行役社長 : 中西宏明/以下、日立)の欧州における現地法人である日立ヨーロッパ社(社長 : 山本 潔/以下、日立ヨーロッパ)は、欧州における鉄道システム事業の支援と現地主導による研究開発の強化に向けイギリス・ロンドン市内に設置した「欧州鉄道研究開発センタ(European Rail R&D Centre)」の業務を本日より開始します。本センタでは、欧州市場向けの鉄道車両のデザインや保守・製造技術、信号システム、運行管理システムなどの研究開発を行います。

日立では、現在、高効率・高信頼な情報・通信システム事業に支えられた社会インフラを提供する「社会イノベーション事業」を中心に、事業のグローバル展開を推進しています。社会インフラシステムは、研究開発においても、現地のビジネスや事業に対応した現地主導型のグローバル研究に取り組んでいます。日立ヨーロッパには、ケンブリッジ大学と共同のスピントロニクス*1などの基礎物理分野の研究所や、デザイン、情報・通信分野に関する研究所があります。さらに、2011年4月には「輸送・エネルギー・環境研究所(Transportation Energy & Environment Research Laboratory)」を設立しており、鉄道や自動車機器、石炭火力発電、パワーエレクトロニクスなどの研究分野において、欧州における日立グループの事業を牽引しています。

鉄道システム事業は、日立の注力事業の一つです。欧州では2012年7月に、日立レールヨーロッパ社が英国運輸省の都市間高速鉄道計画(IEP : Intercity Express Programme)につき、日立が出資する特別目的会社「アジリティ・トレインズ(Agility Trains)社」を通じ正式契約を締結、さらに8月には英国ネットワーク・レール社(Network Rail Infrastructure Limited)より、列車運行管理システムのプロトタイプを受注するなど事業を拡大しています。

このたび、業務を開始した「欧州鉄道研究開発センタ」は、「輸送・エネルギー・環境研究所」内の一部門として鉄道システム関連事業の技術支援、研究開発を行う専門組織です。今後、日立が英国に建設を予定している鉄道車両の生産拠点にも、本センタのスタッフを駐在させる予定です。
日立は、「欧州鉄道研究開発センタ」を中心に、鉄道システムにおける現地主導の研究開発体制を強化し、欧州でのさらなる事業拡大に取り組んでいきます。
*1 スピントロニクス : 電子がもつ電気的性質(電荷)と磁気的性質(スピン)の双方を利用する技術分野 .
欧州鉄道研究開発センタ(European Rail R&D Centre)概要



名称

European Rail R&D Centre, European R&D Centre, Hitachi Europe Ltd.



研究内容

鉄道車両のデザイン、保守・製造技術、信号システム、運行管理システムの研究開発等



業務開始

2012年10月10日



場所

7th Floor, 40 Holborn Viaduct, London EC1N 2PB, United Kingdom
(日立レールヨーロッパ社内)


以上

by momotaro-sakura | 2012-10-11 09:28