尖閣諸島国有化から1カ月 北京支局記者の現状報告です。

尖閣諸島国有化から1カ月 北京支局記者の現状報告です。

日本政府による尖閣諸島の国有化から1カ月。中国は、海洋監視船などによる尖閣諸島海域での活動を常態化させ、強硬姿勢を続けています。
日中の間に「落としどころ」は見いだせるのか。
北京支局・垣田友彦記者の報告です。

尖閣諸島の国有化に抗議する大勢のデモ隊が押し寄せた北京の大使館前は、今も臨時のフェンスが設置され、厳重な警備態勢が敷かれている。
中国は、10月に入ってからも、連日、海洋監視船などによる巡視活動を続け、日本による尖閣諸島の実効支配に揺さぶりをかけている。
10日、中国外交部の洪磊報道官は「日本は現実を直視し、領有権の争いがあることを認め、間違いを正すべき」などと述べた。
中国は、東京で開催中のIMF(国際通貨基金)総会に閣僚クラスの派遣を中止し、国際会議の場でも、日本への抗議を示す異例の行動に出ている。
一方、中国の国営メディアは、対抗措置によって、日本の観光産業や日系自動車メーカーの中国での販売が大打撃を受けたことを連日報道し、「自業自得だ」と伝えている。
解決の糸口を探る日中間の実務接触は続いているが、尖閣諸島に独自の主張に基づく領土領海を設定した中国としては、簡単に妥協ができない状況にある。
また、次期トップに内定している習近平氏としても、当面は基盤固めに集中するとみられ、緊張は当面続く情勢。

(10/11 12:18)フジニュースネットワーク
by momotaro-sakura | 2012-10-11 13:02