安倍VS野田 日銀めぐり大ゲンカ 株高&円安進行で民主に危機感

安倍VS野田 日銀めぐり大ゲンカ 株高&円安進行で民主に危機感
2012.11.20ZAKZAK

 日本の株式市場が連日、高値を付けている。「次期首相」に有力視される自民党の安倍晋三総裁が、徹底的な金融緩和やデフレ脱却策を打ち出したためだ。裏を返せば、市場が、野田佳彦首相率いる民主党政権の退場を“好感”しただけに、野田首相は批判のトーンを強め、安倍氏とのバトルに発展している。経済政策が、衆院選の大きな争点になってきた。

 「かつての自民党とは次元の違うデフレ脱却政策を推進する。インフレターゲットを設定し、日銀には無制限の金融緩和を求める」

 安倍氏は19日の党会合で、政権を奪還した場合の「大胆な金融緩和」について発言した。

 最近、安倍氏は「輪転機をぐるぐる回して、無制限にお札を刷る」「建設国債は日銀に全部買ってもらう」「日銀総裁はインフレ目標に賛成してくれる人を選ぶ」などと述べ、政府と日銀が一体となったデフレ脱却策を表明している。自民党は衆院選公約に日銀法改正を盛り込む方針だ。

 これを受けて市場では株高と円安が進んだ。20日午前の東京株式市場で、日経平均株価が一時、約2カ月ぶりに9200円を回復。14日の衆院解散決定後、500円超値上がりした。為替も19日に一時、1ドル=81円59銭と4月下旬以来の円安水準となった。

 SMBC日興証券の野地慎・為替ストラテジストは「安倍政権誕生への市場の期待は予想以上」と説明した。

 これに対し、民主党政権は敏感に反応している。

 野田首相は19日夜、建設国債の日銀引き受けなどの金融政策について、「借金を積み重ねてバラマキの公共事業をやるのは、財政規律を守らないということ。日銀に(国債を)引き受けさせるのは禁じ手。二重の意味であってはならない政策だ」と、プノンペン市内で記者団に語った。

 前原誠司政調会長も「日銀の独立性を度外視したような安倍氏の発言を大変危惧している」と述べている。
 民主党と自民党、どちらの主張が有権者の理解を得られるか。

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「自民はコリゴリ、民主はガックリという感じ。選挙戦で候補者や政策をよく見て、投票先を決めたい」
街頭演説を聞いていた男性(49)



by momotaro-sakura | 2012-11-20 14:30