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衆院選2012 茨城 1、3、7区にも候補者 維新

衆院選2012 茨城 1、3、7区にも候補者 維新

産経新聞 11月22日(木)7時55分配信



 ■4選挙区の情勢混沌

 日本維新の会が21日に発表した衆院選(12月4日公示、16日投開票)の第3次公認候補予定者に茨城1、3、7区が含まれていたことが波紋を広げている。先に発表した6区と合わせて、県内7選挙区の半数を超える4選挙区に公認候補を擁立したことで、対立の構図が一変。県内を突然襲った「維新の風」で、衆院選は一気に混沌(こんとん)としてきた。(衆院選取材班)

 新たに維新の会の公認候補予定者となったのは、いずれも新人で、1区がスノーボードクロス日本チャンピオンで主婦の海老沢由紀氏(38)、3区が群馬県みなかみ町議の前田善成氏(45)、7区が会社役員の筒井洋介氏(33)-の3人。

 選挙戦直前での無名の新人候補擁立だが、ここに来て維新の会は石原慎太郎前東京都知事を新代表に迎えるなど有権者の注目度は抜群。特に3、6区はつくばエクスプレス(TX)の開業で移り住んできた新住民が、1区は都市住民が多いだけに前回、民主党を後押しした無党派層が支持に回る可能性は十分ある。

 維新の会を迎え撃つ1区の民主党前職、福島伸享氏(42)は「今をときめく維新から候補者が出ることは脅威。かぶとの緒を締めての戦いだ」と焦りをにじませる。政権批判が強まり、逆風の中の選挙戦が厳しくなるのは必至だ。

 県都1区での議席奪還を目指す自民党新人の田所嘉徳氏(58)は「根っこのない候補者が票を取れるとは思わない」と強気を装う。共産党の田谷武夫氏(61)は「維新から候補者が出ることによって、古い政治と新しい政治との対決構図がより鮮明になる」と逆にチャンスと捉えた。

 ただ、民主党政権3年半の決められない政治で、既成政党に対する有権者の不信感は募る。産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)が17、18日に実施した世論調査で、維新の会を衆院選の比例代表投票先とした人は22・4%と自民党にほぼ並び、民主党を引き離しており、期待感の高まりを見せている。

 3区の自民党元職、葉梨康弘氏(53)は「これまでの主張を訴え、有権者の理解を求めていく」。共産党新人の小林恭子氏(62)も「国民目線に立った政策を訴えていく」と真っ向勝負を挑む考えだ。

 減税日本幹事長の小泉俊明氏(55)=3区=は「(第三極は)最後は大同団結する」と共闘を模索していたが方針を転換、「(維新の会との)違いは明確で、有権者には政策で選んでもらう」と対決姿勢を鮮明にした。

by momotaro-sakura | 2012-11-23 16:26