議会中で選挙応援離脱 地方議員、動けず

2012年11月23日(金) 茨城新聞

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議会中で選挙応援離脱 地方議員、動けず 

各陣営「痛い」戦力ダウン
29年ぶりの年の瀬衆院選に、県や市町村の地方議員が頭を痛めている。12月4日公示、16日投開票の選挙期間と各地の第4回定例議会の日程が重なり、「議会優先のため選挙戦を手伝いたくても議会中は身動きが取れない」(ある市議)からだ。立候補を予定する各陣営や各党も、選挙戦の“主力運動員”の一時離脱に「手痛い」と弱り果てている。

県市町村課や県議会事務局によると、県内44の全市町村議会と県議会の第4回定例会日程予定が今のところ、選挙期間と重複(一部を含む)している。水戸、土浦、石岡、北茨城、笠間、那珂、稲敷、鉾田、利根の9市町議会は開会日と衆院選公示がかち合った。

公示日は市長や市議が出陣式に招かれるため、那珂、鉾田の2市議会は「国政選挙に配慮する」として開会を1日ずらしたが、大半の議会は「住民に周知済みの定例会日程を選挙のために変更できない」として、予定通り実施する方向という。急きょ市長選も加わった古河市議会は26日、日程変更を協議する。

県南地域の保守系市議は「2009年の前回衆院選では選挙事務所に日参して手伝ったが、今回は議会と重なり、公示後ほとんど事務所に行けそうにないと伝えた。応援したいが、議会をおろそかにするわけには…」と悩ましげに話した。

ある陣営を既に毎日手伝っている県西地域の市議は「選挙応援を理由に議会を欠席できない。開会後は土日曜を中心に可能な限り応援する」と話した。別の市議は「議会の一般質問原稿もこれから練らないと。時間が足りない」と話した。

地域を熟知する地方議員は遊説、あいさつ回りの水先案内人として、政党を問わず選挙戦の大きな戦力。一時的にせよ、特に終盤戦の離脱は「痛い」と各陣営は口をそろえる。

民主党県連の関係者は「議会も衆院選も大事。これも天命だと思って頑張るしかない」と腹をくくり、自民党県連幹部は「年内解散を要求してきたが、自民政権なら地方議員に迷惑を掛ける12月に選挙は打たなかった」と解散権のない初の総選挙をぼやいた。

二大政党だけでなく公明党県本部の幹部も「12月は議会に加え、来年度の県予算編成前の要望をまとめる時期で、てんやわんや。どれもおろそかにできない。フル回転で乗り切りたい」、共産党県委幹部も「議会との重複は痛い。『頑張って、選挙も議会も両立させて』とお願いするしかない」と話した

by momotaro-sakura | 2012-11-23 16:29