原発「徐々にやめる」58% 本社世論調査

福島・朝日新聞デジタル
原発「徐々にやめる」58% 本社世論調査

  
 衆院選の大きな争点とされる原発政策について「徐々に減らしてやめる」ことを望む人が県内で58%に上ることが、朝日新聞社の世論調査でわかった。4、5両日、選挙情勢調査と同時に実施した。県内の政党支持率は、自民19%、民主15%。無党派層は51%だった。

●「使い続ける」は7%

 原子力発電の今後を三つの選択肢で尋ねた。「徐々に減らしてやめる」が58%で最も多かった。「早くやめる」は31%、「使い続ける」は7%だった。

 支持政党別にみると、「早くやめる」は民主支持層で33%とやや多め。無党派層でも32%を占めた。自民支持層や維新支持層では、「徐々に減らしてやめる」や「使い続ける」が県全体より多かった。

 年代別には、20代の「早くやめる」が2割弱で一番少なかった。年代が高いほど「早くやめる」が多くなる傾向にある。

 また、今の政治に求められているのは「いまより政治を安定させること」と答えた人が52%で、「政治の仕組みを大きく変えること」(37%)を上回った。 支持政党別では、「安定」を望む人は自民支持層(61%)や民主支持層(59%)で多く、「変化」を望む人は維新支持層(56%)で多かった。

●政党支持率、自民トップ19%

 政党支持率は、民主15%、自民19%。ついで、維新5%、公明3%、未来、共産、みんな(いずれも2%)、社民1%の順だった。前回2009年の衆院選前の世論調査と比べ、民主と自民の順位は逆転している。

 ただ、前回の31%から半分以下になった民主ほどではないものの、自民も前回の22%から減っている。自民の減り幅が少なかった分、順位が入れ替わった形だ。

 性別にみると、自民は男性から23%の支持を得ているが、女性は15%。民主は男性14%、女性16%だった。男性では全世代で自民の方が支持率が高く、女性では60代以上をのぞいて民主の方が高かった。また、維新も男性でより支持が高く、女性では低めだった。

 2大政党の支持率が前回より落ち込む一方で、前回は43%だった無党派層が、今回は51%と半数を超えた。特に30代や40代では6割近くに上っている。

●衆院選への関心「大いにある」42%

 衆院選への関心が「大いにある」と答えた人は42%、「少しはある」は40%だった。「大いに」は前回09年の60%から大きく減った。今回、「関心はない」は17%で、前回の6%よりも大きく増えている。

 「大いに」と答えた人は男性で47%、女性は38%。逆に、「関心はない」は女性の方が多かった。年代別では、「大いに」は20代から40代で低め、60代以上では全体より高かった。

 投票に「必ず行く」も72%で、前回の83%を下回った。特に、無党派層では62%と、政党支持層よりも大幅に低かった。こうした投票意欲の設問は、「投票に行く」という回答が多くなる傾向にあり、実際の投票率を示すものではない。

《調査方法》

 4、5の両日、コンピューターで無作為に作った電話番号にかける「朝日RDD法」による調査で、各選挙区内ともに有権者400人を目標に実施した。有効回答数は全県で2017人、回答率は67%。

by momotaro-sakura | 2012-12-08 12:51