消費増税で各党論戦 野田・安倍両氏の認識にズレ

消費増税で各党論戦 野田・安倍両氏の認識にズレ 2012/12/9 13:14日本経済新聞

 衆院選の投開票まで残り1週間となった9日、各党党首はテレビ番組で論戦を繰り広げた。消費増税をめぐっては、野田佳彦首相(民主党代表)と自民党の安倍晋三総裁との間で微妙な認識のズレが改めて浮き彫りとなった。

 各党党首は9日午前のフジテレビ、NHK両番組にそろって出演した。

 首相はフジテレビ番組で、2014年4月の消費増税への賛否を明確にしなかった安倍氏にかみついた。「将来世代につけ回しをしないため苦しいけれども(民主、自民、公明の)3党合意をやったんじゃないですか。選挙前だからおびえているとしかみえない」と非難した。

 安倍氏は「来年4~6月の数値をみて秋に判断する。何が何でも上げろということではない。目的は税率ではなく税収を上げることだ」と反論。景気動向を踏まえ、来秋に増税の是非を慎重に見極める姿勢を改めて強調した。公明党の山口那津男代表は「景気対策をやるのが前提だ。景気がどうしても悪ければ時期をずらす決断もできるのが3党合意だ」と述べた。

 日本未来の党の嘉田由紀子代表は「議員定数削減などが実現しておらず国民は納得していない。今は増税の時期ではない」と指摘。日本維新の会の石原慎太郎代表は増税賛成の立場から「高福祉低負担の今の構造ではもたない。目的税にして社会福祉のために使うのであれば国民も納得するだろう」と語った。

 共産党の志位和夫委員長は「こんな大不況で増税はありえない」と強調。みんなの党の渡辺喜美代表は「増税は大不景気をもたらして税収の悪化をもたらす」と主張した。社民党の福島瑞穂党首も「不公平税制の是正こそすべきだ」と述べ、増税反対を訴えた。

 新党大地の鈴木宗男、国民新党の自見庄三郎、新党日本の田中康夫、新党改革の舛添要一各代表も持論を展開した。田中氏はフジテレビ番組には出演しなかった。

by momotaro-sakura | 2012-12-09 14:00