小沢氏「王国」岩手で異例演説

小沢氏「王国」岩手で異例演説


 日本未来の党小沢一郎前衆院議員(70)が12日、公示後初めて、お膝元の岩手県に入った。関係者によると、公示後の地元入りは05年衆院選以来で、極めて異例だ。選挙戦最終日の15日には地元の4区にも入るが、これも長い間なかったこと。「小沢王国」の岩手だが、報道各社の情勢分析で同党の苦戦が伝えられており、小沢氏の相当な危機感の表れといえる。

 小沢氏はこの日午後4時過ぎ、3区の一関市に到着。側近ながら、たもとを分かった黄川田徹復興副大臣(59)の刺客となった新人、佐藤奈保美氏(46)の事務所を訪れた。小沢氏は「民主はよその方向へ行ってしまった。我々は正しいと思ったこと、3年前に約束したことを貫きたい。それには仲間が必要です」と訴え、約60人の支援者1人1人と握手をかわした。

 お国入りは2日前、小沢氏の意向で急きょ決定。陣営幹部は「議席を取れるところは何が何でも取りたい気持ちの表れでしょう」と話した。小沢氏は最終日まで岩手に張り付いて公認候補3人の応援に回り、15日は4区の北上市で街頭に立つ。陣営幹部は、「自分の選挙区で街頭演説するなんて久しく聞いたことがない」と指摘。かつて見たことのない小沢氏の不安感を感じていた
。【斎藤暢也】

 [2012年12月13日9時19分日刊スポーツ 紙面から]
by momotaro-sakura | 2012-12-13 11:30