日立、インド売上高を15年度3千億円に M&Aなど700億円投資

日経ニュース
日立、インド売上高を15年度3千億円に M&Aなど700億円投資
公開日時2012/12/13 19:31

 【ニューデリー=山腰克也】日立製作所の中西宏明社長は13日、ニューデリーで記者会見し、インドでの中期事業計画を発表した。2015年度までに700億円を投じ、発電設備などインフラ関連事業を強化、連結売上高を11年度比3倍の3千億円に増やす。インド政府が4月に始めた5カ年計画では1兆ドル(82兆円)のインフラ投資が見込まれる。中西社長は「現地企業のM&A(合併・買収)にも取り組む」と強調した。

 日立のインド事業の売上高は約1000億円(11年度)。建機、家庭用空調設備が中心だが、今後は社会インフラ関連製品の現地生産体制を整える。日立は現在、インドで約6800人の従業員を抱えるが、事業拡大に伴い、15年度には1万3千人に増やす方針だ。

 インド西部アーメダバードで12日、工場などで使うインバーターや無停電電源装置(UPS)などの合弁生産を始めた。14年には南部チェンナイに火力発電用の蒸気タービンなどを生産する工場を開設する予定だ。火力発電の事業統合を決めた三菱重工業ともインドで協力していく考えだ。

 インドでは今後、高速鉄道や都市交通システムの整備計画も進む見通し。鉄道車両の部品や信号機器の生産も検討する。
 中西社長は「インドから新興国への輸出にも取り組む」と表明。油圧ショベルやダンプカーなどのアフリカ・中東地域への輸出を狙う。

 日立は13日、海外で初の取締役会をニューデリーで開催した。川村隆会長は取締役会終了後、「今回の取締役会の内容を分析して、次回以降の海外開催について考えたい」と語った。

by momotaro-sakura | 2013-01-25 13:17