日立、今期営業益2%増に下方修正 中国減速など響く

日経ニュース

日立、今期営業益2%増に下方修正 中国減速など響く

公開日時2013/2/5 3:30
 日立製作所は4日、2013年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比2%増の4200億円になる見通しだと発表した。従来予想は同16%増の4800億円だったが、中国の景気減速などを受けて下方修正。

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日立、営業益2%増の4200億円 13年3月期

公開日時2013/2/4 20:43

 日立製作所は4日、2013年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が前期比2%増の4200億円になる見通しだと発表した。従来予想は同16%増の4800億円だったが、中国の景気減速などを受けて下方修正した。5.3%を見込んでいた売上高営業利益率は4.7%となる見通しで、今期を最終年度とする中期経営計画で目標としていた5%に届かない。

 下方修正の主因は「上場子会社の業績の引き下げ」(中村豊明副社長)。11社ある上場子会社の今期の予想営業利益の下振れ幅は合計500億円近い。需要低迷を背景にパソコン向けの高機能材料が伸び悩む日立化成や、スマートフォン(スマホ)の生産伸び悩みで半導体製造装置が低調な日立ハイテクノロジーズなど、有力子会社が今期の業績予想を引き下げている。

 日立はインフラ設備事業を中核とする経営改革やコスト削減に取り組み、電機大手では業績の改善が目立っていた。今期は本体を中心に手掛けるインフラ関連は堅調であるものの、ハイテク分野の需要減で子会社の業績が下振れする。
 今期までの3年間の中計で利益率5%の目標を達成できるかが注目されていたが、今までのところ11年3月期の4.8%が最高。対外公表する業績予想では5%の目標達成を断念した形だが、同社は「緊急コスト対策などを進めている」(中村副社長)としており、引き続き5%の利益率達成を目指す。

 13年3月期の売上高は前期比8%減の8兆9000億円、純利益は同57%減の1500億円になる見通し。前期にハードディスク駆動装置(HDD)事業の売却益を計上した反動で純利益は大幅減になり、中計目標の「2000億円台の安定確保」は最終年度で未達になる。ただ、自己資本比率は昨年12月末で19.6%で、今期末には20%の目標を達成できそうだ。

by momotaro-sakura | 2013-02-05 13:57