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LED照明関連銘柄特集:普及が本格化!次世代照明関連は好材料

LED照明関連銘柄特集:普及が本格化!次世代照明関連は好材料
【経済ニュース】 V 2009/09/23(水) 11:52

  白色LED(発光ダイオード)を光源とする「LED照明」が、店舗やオフィスなどで本格的に普及し始めている。また家電量販店などでも、家庭用「LED電球」に対する消費者の注目度が高まっている模様だ。白熱電球や蛍光灯に代わる次世代の照明として、LED照明や有機EL(エレクトロ・ルミネッセンス)照明関連が、あらためて材料視される可能性も高いだろう。

  LED照明は、一般に普及している白熱電球や蛍光灯に比べて、価格面では高額だが、消費電力が少ないこと、寿命が長いこと、視認性が良好なこと、屋内外を問わず幅広く使えること、器具の小型化が容易なこと、デザインの自由度が高いことなどが強みとされている。

  こうした省エネ特性により、二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも寄与すると期待されている。このため、2010年4月の改正省エネルギー法施行を控えて、エネルギー管理義務の対象事業者となるコンビニエンスストアや外食などの大手チェーンが、看板や店内照明にLED照明を導入する動きを強めているようだ。民主党新政権の温暖化ガス削減目標などもあり、今後は店舗、商業施設、オフィスへのLED照明の導入が加速するだろう。さらに、家電量販店などでは「10年間は交換不要」ということで、個人消費者の認知度が高まり、LED電球を買い求める人が増えているようだ。関連市場は急速に拡大する可能性が高まっている。

  LED照明の製造は基本的には、白色LEDを基板に取り付けて照明器具に仕上げるもので、白熱電球や蛍光灯に比べて製造が比較的簡単だと言われている。このため、白熱電球と蛍光灯の分野で国内市場を分け合っていた5社、日立製作所 <6501>、東芝 <6502>、三菱電機 <6503>、NEC <6701>、パナソニック <6752>が、LED照明器具へシフトする姿勢を強めているのに加えて、大和ハウス工業 <1925>やシャープ <6753>などの新規参入も相次いでいる。

  また白色LEDは、家庭用、店舗用、オフィス用の照明分野以外にも、液晶テレビのバックライト用、自動車ヘッドランプ用などに今後、採用が広がると予想されている。さらに次世代照明としては、コニカミノルタホールディングス <4902>が2010年度の事業化を目指している有機EL照明の動向も注目されるだろう。

  関連銘柄としては、LED照明器具では、東芝 <6502>、シャープ <6753>、パナソニック電工 <6991>、LED関連では、住友電気工業 <5802>、豊田合成 <7282>、シチズンホールディングス <7762>、有機EL照明ではコニカミノルタホールディングス <4902>などがあげられるだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社 Media-IR)
by momotaro-sakura | 2009-09-25 13:31 | ブログ