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国内最古級、12万年前の旧石器を公開 出雲の博物館<テクノロジー>

国内最古級、12万年前の旧石器を公開 出雲の博物館
2009.10.10 11:22
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島根・出雲市にある砂原遺跡から出土した旧石器の数々に見入る来場者たち(山崎泰弘撮影) 島根県出雲市の砂原遺跡から出土した国内最古とみられる約12万年前の旧石器が10日、同市の古代出雲歴史博物館で一般公開された。25日まで。入場無料。 砂原遺跡学術発掘調査団(団長、松藤和人同志社大教授)が確認した石器20点などを展示。最初に見つかった玉髄(ぎょくずい)製の石器(長さ約5センチ)をはじめ、割った石材の先端を細かく削ってとがらせた流紋岩製の石器(同)などがある。薄くはぎ取った地層も紹介し、約11万年前の地層で石器が見つかったことが分かるように工夫されている。

 家族で訪れた鳥取県米子市の小学4年、北里流也君(10)は「石を削ろうとしたのか先が鋭っている。すごい」と驚いていた。
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島根県出雲市の砂原(すなばら)遺跡で、中期旧石器時代(13万年前~3万5千年前)の約12万年前の地層から、国内最古級とみられる旧石器20点が見つかったと、松藤(まつふじ)和人・同志社大教授(旧石器考古学)を団長とする発掘調査団が29日、発表した。調査団によると、国内最古とされてきた金取(かねどり)遺跡(岩手県遠野市、約9万年前)を約3万年さかのぼる可能性がある。日本列島で人が活動を始めた起源を探る貴重な資料になるという。

 8月に出雲市在住の地形学者が、砂原遺跡の地層の断面が露出したがけで、鋭い石片を発見。調査団が9月16日から発掘調査した。

 このがけを調べたり、地表から約2メートル掘り下げたりしたところ、約11万年前の火山噴火で積もった「三瓶(さんべ)木次(きすき)火山灰層」と、約12万8千年前の砂礫(されき)層の間の地層から、旧石器とみられる長さ約5~1.5センチの石片20点が出土した。石の塊を他の石などを使ってはぎ取ったとみられる剥片(はくへん)や、先をとがらせて縁を刃物のように鋭く二次加工したものなど。素材は石英岩や流紋岩などだった。

 松藤教授は「20点の石器にはいずれも剥離痕や人が力を加えた部分があった。また、発掘した地層の石は主に安山岩系で、石器に使われた石英岩、流紋岩とは全く異質で、石器は外から持ち込まれた可能性があると考えられる」と話している。

 私有地のため現地説明会はないが、調査報告会を10月4日午前10時半から出雲市内の多伎コミュニティーセンターで開く。出土品は10月10~25日、同市内の県立古代出雲歴史博物館で展示する。問い合わせは県教委文化財課(0852・22・5880)へ。(野中一郎)

by momotaro-sakura | 2009-10-11 10:00 | ブログ