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「韓国成功の秘訣は勤勉、教育、インフラ投資」


「韓国成功の秘訣は勤勉、教育、インフラ投資」
国連開発計画クラーク総裁が来韓
 20世紀と21世紀を合わせても、援助を受ける開発途上国から援助を行う国となったのは韓国だけだ。韓国は25日、経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)に加盟するが、加盟に先立ち、国連開発計画(UNDP)のヘレン・クラーク総裁(59)が韓国を訪問した。韓国の開発と発展計画に深く関与していた国際機関のUNDPは、今年末には46年前に開設された韓国事務所を閉鎖し、「韓国・UNDP MDG(ミレニアム開発目標)信託基金」と「韓国・UNDPソウル政策センター」を新たに開設する。政策センターは開発途上国による開発を支援する知識センター機能を担当し、信託基金では共同の開発協力事業を行う。


 クラーク総裁は23日に本紙とのインタビューに応じ、「韓国は国際社会に対する貢献で、もっと大きな抱負をもってほしい」と注文した。1999年から2008年まで10年にわたり、ニュージーランド首相を務めたクラーク総裁は、韓国が成功した秘訣として▲勤勉性▲教育と社会インフラへの投資による優れた発展戦略▲驚くほど高い技術学習力-などを上げた。


 クラーク総裁は「韓国は韓国戦争(朝鮮戦争)により極度の貧困を経験したが、わずか1.5世代で経済協力開発機構のDAC加盟を決めた。これは非常に注目すべきストーリーだ。韓国の発展の教訓とストーリーをぜひ世界中に伝えたい」「援助を受ける側から与える側へと完全に生まれ変わった国は韓国が初めて。韓国は近いうちに、海外への援助を拡大するよう世界から求められるだろう」と述べた。


 クラーク総裁は30代の若さで大学教授、国会議員、閣僚、副首相などを務め、3回の首相経験も持つ。「有能なリーダーとなるには、一般的な知識を幅広く持ち、自らの理想を明確にすることが必要」というのが持論だ。また「他人と分かち合うことのできるビジョンと能力、リスクを受け入れることのできる勇気を持つように」と訴える。


 クラーク総裁は「北朝鮮に年間250万ドル(約2億2000万円)を投資し、北朝鮮の大都市以外の地域にも継続可能なエネルギーや生活など、6分野のプロジェクトを行う方針だ。最終段階の検討は今も行われているが、担当者が全員派遣されれば、来年から実際にスタートできるだろう」と期待を示した。
by momotaro-sakura | 2009-11-24 18:41 | ブログ