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東証大引け、6日ぶり反発 円高でも自動車株に買い 上げ幅は限定

東証大引け、6日ぶり反発 円高でも自動車株に買い 上げ幅は限定
 25日の東京株式市場で日経平均株価は6営業日ぶりに反発。大引けは前日に比べ40円06銭(0.43%)高の9441円64銭だった。前日まで下げが続いたことで自律反発機運が広がった。朝方に発表された10月の貿易黒字額がリーマン・ショック後で最大となったことが意識され、円高にもかかわらず自動車株など主力の輸出関連株が高く推移し相場全体を支えた。東証株価指数(TOPIX)は反発。

 日経平均は市場で注目されたチャート上の節目である200日移動平均(9350円)で支えられた格好になり、ひとまず下振れ懸念が和らいだ。ただ、デフレと認定した政府が政策運営に手間取っていることを嫌気する市場参加者は多く、積極的な買いは目立たなかった。相次ぐ公募増資に伴う株式需給の悪化にも警戒感が根強く、相場の戻りは限定的だった。

 商いは低水準。東証1部の売買高は概算で19億4741万株と、2日続けて20億株割れ。売買代金は同1兆1933億円。東証1部の値上がり銘柄数は全体の半数に当たる847。値下がりは709、変わらずは132だった。

 外国為替市場で円相場は1ドル=88円台前半まで上昇したが、トヨタやホンダ、日産自は堅調に推移。業種別TOPIXで「輸送用機器」が値上がり率トップだった。JALは反発し、GSユアサ、明電舎も買われた。メガバンクでは三井住友FGが高く引け、三井物、三菱商もしっかり。

 一方、郵船が連日で年初来安値を更新。前日にマンション分譲大手の穴吹工務店(高松市)が倒産したことを嫌気し、大京など不動産株も軟調に推移した。三菱UFJは安く引けた。

 東証2部株価指数は反発。アインファマ、トーセイ、三菱総研が上昇。半面、大幸薬品、アクセル、ケンタッキーが下げた。〔NQN〕


(11/25 15:26)
by momotaro-sakura | 2009-11-25 17:01 | ブログ