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超円高の1995年はどんな時代だった!?

2009年12月2日 12時00分
超円高の1995年はどんな時代だった!?
瞬間最高値1ドル=79円75銭を叩き出した1995年。さて、この年はいったいどんな年だったかプレイバック。

まず年明け早々、文字通り日本に激震が走る。1月17日に、戦後最大の被害者数を出した阪神淡路大震災が発生。また、3月にはオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生とショッキングな幕開けとなった。そのほか、学校週5日制が促進され、4月22日からは第2土曜日に加え第4土曜日も休業日となった。経済に目を向けると、現代のコミュニケーションツールの出発点であるアイテムが登場したのがこの年。マイクロソフトが「Windows 95」を発売し、今では懐かしい(?)PHSのサービスが開始されたのもこの年なのだ。特に後者は女子高生を中心にピッチと呼ばれ、それまでとは違ったコミュニケーション手段が広まった。またこの頃からトレンドマーケットに中・高生が進出してきたのも興味深い。この年『現代用語の基礎知識』に茶髪(チャパツ)が収録されたのをはじめ、音楽シーンでも、女子中高生を中心に人気を博した「小室ファミリー」の全盛期。globeがデビューを果たしたほか、安室奈美恵、trf(現TRF)、華原朋美などがヒットを連発。またミリオンヒットという言葉が常態化したのもこの年なのである。

ちなみにその年の世相や時代を表す新語・流行語大賞は「無党派」。東京都知事に青島幸男氏、大阪府知事に横山ノック氏が当選し、今でこそ選挙時に普通に使われるこの言葉が広く知れ渡った。ちなみにそのほかの新語・流行語のトップテンにノミネートされたのが、J-ラップの火付け役になったEASTEND×YURIの「だ・よ・ね(DA・YO・NE)ま、いっか(MAICCA)」、今ではなくてはならないツール「インターネット」(受賞は村井純氏(元慶応義塾大学教授))、スポーツ界ではアメリカにトルネード旋風を巻き起こした「NOMO」(野茂英雄氏)など。

こうしてみると1995年は、その後の日本社会やエンタメ、スポーツ界に大きな影響を残したものばかり。時代の転換点だったといっても過言ではない年だったのである。

(『シゴトの計画』編集部)
by momotaro-sakura | 2009-12-02 15:13 | ブログ