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巨大グモ “母国”へ

巨大グモ “母国”へ
2009年12月3日

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 横浜開港百五十周年を記念し、横浜市で四~九月に開かれたイベント「開国博Y150」で人気だった機械仕掛けの「巨大グモ」が、“母国”のフランスに帰国していたことが分かった。

 「横浜開港150周年協会」は、巨大グモの製作や演出などで計約四億三千万円を出した。同協会によると、所有権を主張すれば、横浜に残った可能性もあったが、維持費などで費用がかかることから「現状では主張しない」としている。

 このため、点検で解体された後、十月中旬に巨大グモの演出を指揮したフランス・ナント市の劇団「ラ・マシン」側に戻った。

 巨大グモの公演は期間中、七百五十六回。 (荒井六貴


開国博Y150:経済波及効果407億円、予想より低く--横浜市報告 /神奈川
12月5日11時0分配信 毎日新聞

 ◇予想より140億円低く--議会委で横浜市報告
 横浜市は4日、市議会都市経営・行政運営調整委員会で、横浜開港150周年イベント「開国博Y150」の経済波及効果が、予想より約140億円低い約407億円にとどまったことを明らかにした。総括文書で報告した。イベント自体も最大25億円の収支不足が見込まれており、小松崎隆都市経営局長は「市としても回避できなかったことについて反省しなければならない」と述べた。
 浜銀総合研究所(同市西区)が4月に推計した経済波及効果は約548億円だった。終了後に再度調査を委託した結果、75%に満たなかったことが判明した。
 市は文書で、目標500万人だった有料入場者数が約124万人に低迷した要因について、「投資が抑制され魅力が乏しくなった」ほか、目玉だった巨大グモや空中に浮かぶ巨大バルーンの一部が会場外から見えたことを挙げた。「既存の観光スポットで展開した無料会場で満足されてしまった」「コンテンツが分散し来場者の移動が不自由だった」などと分析した。
 有料入場者のうち、市教委が入場料を負担した市内公立校の児童生徒と引率教員が約21万5000人、招待客などが約3万5000人を占め、一般客は約98万8000人だったことも明らかになった。
 また、市は収支不足額の圧縮に向けた取り組みとして▽事務費の削減▽事業費の精査による委託費用の減額▽会場施設・資産の有効活用--などを挙げたが、小松崎局長は「厳しい収支になることは間違いがない」と赤字が避けられないとの見方を示した。【山衛守剛】

12月5日朝刊
by momotaro-sakura | 2009-12-06 09:16 | ブログ