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赤城元農相:自民1区の支部長辞任 政界引退の可能性も

赤城元農相:自民1区の支部長辞任 政界引退の可能性も /茨城
 8月の衆院選で落選した赤城徳彦元農相は9日、水戸市内で開かれた自民党衆院茨城1区の支部総会で「大変勝手だが支部長を返上する」と述べ、次期総選挙の小選挙区公認候補となる支部長を辞任する意向を表明した。これを受け総会は、支部長代行に前衆院議員の大高松男・党県連事務局長をあてる人事を了承。新支部長は、赤城氏を含め改めて選考する方針が確認された。赤城氏の発言は支部党員の信を問う狙いとみられるが、下部組織は大敗した赤城氏を次期衆院選で擁立することへの反発も強く、政界引退につながる可能性も出てきた。

 総会で赤城氏は「1区の奪還が最大の目標」と強調したうえで「政治に対する思いは誰にも負けないと思うが、あえてゼロになる」と辞意を表明。今後については「何かあったらご用立ていただきたい」と支部長復帰に含みを残した。

 総会後、記者団に「政界引退か」と問われた赤城氏は「いろんな可能性があると思うが、あえて今申し上げる立場にない。皆さんで検討していただく」と明言を避けた。

 県連会長の岡田広参院議員は、数日前に赤城氏から辞意を伝えられたと明かし「大事な時期だからみんなで議論し、新しい支部長が私(赤城氏)になるかどうか、という話だった」と説明した。新支部長選考は「勝てる候補を選んでいく」と述べるにとどめた。

 総会に出席したある県議は辞意について「中途半端で(大敗の)責任を取ったという感じでもなかった。もうだめでは」と支部長復帰に難色を示した。

 衆院選で赤城氏は、民主新人の福島伸享衆院議員に約6万票の差をつけられ、惜敗率61・2%で敗れた。党本部が支部長の選任基準を「惜敗率60%以上」に引き下げたため、支部長に内定していた。【山崎理絵】

by momotaro-sakura | 2009-12-10 14:52 | ブログ