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<新型インフル>対象外の妻にワクチン接種 鹿児島の院長

2009年12月13日 08時50分
<新型インフル>対象外の妻にワクチン接種 鹿児島の院長
 鹿児島市内の病院長が11月上旬、医療従事者向けの新型インフルエンザワクチンを、対象者でない妻に接種していたことが分かった。

 鹿児島県が決めた接種の優先順位に違反しているが、院長は取材に「院内の感染症対策委員会が決めたこと。指示はしていない。廃棄はもったいないし何が悪いのか」と話している。

 県は、国が決めた優先順位に従い、接種を、10月19日から医療従事者▽11月4日から重い持病がある入院患者▽同20日から入院患者以外の重い持病者と妊婦――と定めた。

 院長によると11月5日、まず医師十数人に対して接種。看護師らの分は届いていなかったという。

 同日、看護師の一人から「1人分残り、対策委で決めたので奥さんに」とワクチンを受け取り、院長自身が妻に接種した。妻は重い呼吸器系の疾患があるが入院はしておらず本来、接種は11月20日からだった。

 院長は「妻から感染して私が倒れると困ると、対策委が決めた。『余ったら廃棄』との国の決まり自体が問題」と主張している。

 国は、いったん開封したワクチンが余り24時間経過した場合「適切に廃棄する」よう定めている。ワクチンを巡っては、兵庫県内の病院で診療所長が対象外の孫に接種した例が発覚している。【福岡静哉】
by momotaro-sakura | 2009-12-13 11:26 | ブログ