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東証大引け、利益確定売りで小反落 ドバイ不安の後退が下支え 通報する

東証大引け、利益確定売りで小反落 ドバイ不安の後退が下支え 通報する


 週明け14日の東京株式市場で日経平均株価は小幅に反落。終値は前週末比2円19銭(0.02%)安の1万0105円68銭だった。前週末に245円高と急伸した翌営業日とあって利益確定売りが目立ち、寄り付き直後を除いて安い水準での推移が続いた。13時20分ごろに「アラブ首長国連邦(UAE)アブダビ首長国がドバイ首長国に対して100億ドルの資金を支援する」と伝わり、ドバイの信用リスクがひとまず後退したことを好感した買いで急速に下げ渋ったが、上値での売り圧力は強かった。東証株価指数(TOPIX)も反落。

 寄り付き前に発表された日銀企業短期経済観測調査(短観、12月調査)で、大企業製造業の業況判断指数(DI)はマイナス24と前回調査から9ポイント改善し、市場予想も上回った。ただ、設備投資計画の落ち込みなども示されたため、好感した買いは寄り付き直後で一巡した。後場寄り直後には円相場の強含みなどを嫌気し、下げ幅を100円近くまで拡大して節目の1万円割れ寸前まで下落する場面があった。

 ドバイ信用不安の後退はアジア株式相場の持ち直しや円相場の上昇一服につながり、きょうの欧米株高への期待も聞かれたが、公募増資に伴う新株の発行価格決定期間に入った三菱UFJの下落や、増資した日立の株式数増加によるTOPIXの持ち高調整などが重荷になったとの声もあった。

 東証1部の売買代金は概算で1兆2436億円、売買高は20億0785万株。東証1部の値下がり銘柄数は880、値上がり銘柄数は646、変わらずは153だった。

 三菱UFJが売買を伴って下落。野村、トヨタ、三菱商、みずほFGが売られ、今期見通しの下方修正が嫌気された千趣会、利益確定売りに押された三協立山の下げがきつい。半面、日立、三井住友FG、東芝が小高く、ソニー、ファナックがしっかり。田崎真珠のほか、住生活Gが完全子会社化を発表したサンウエブが急伸した。

 東証2部株価指数は小反落。価値開発、FDK、日精機が売られ、大幸薬品が買われた。ラオックスは横ばい。〔NQN〕



登録日時:2009/12/14(15:37)
関連銘柄: 日立(6501) 三井住友(8316) 東芝(6502) ソニー(6758) ファナック(6954) 田崎真珠(7968) サンウエーブ(7993) 三菱UFJ(8306) 三菱商事(8058) トヨタ自(7203)

タグ: 東証大引け利確売りで小反落14dec09
by momotaro-sakura | 2009-12-14 16:20 | ブログ