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開催のご案内

開催のご案内
日時:2010年2月18日(木)、19日(金)

会場:東京ビッグサイト会議棟 703会議室

募集定員:各60名(事前登録制)

参加費:各セッション 30,000円(予稿集・税込み)

※特別価格:2010年1月20日(木)迄のお申込、または月刊「コンバーテック」定期購読者の方は、各セッションの参加費を割引料金(28,000円)にて受付いたします。
※日本粘着テープ工業会正会員は、粘着テクニカルセッションのみ25,000円で受講できます。
開催概要日本の国力復興には未だ道険しの状況ですが、これまでのような平等意識に根差した同質経営戦略、キャッチアップ戦略だけでは、世界の先頭には立てないという認識では誰しも一致しています。他とは違ったことを今後の企業戦略に据えるには、なによりも経営陣の意識改革が大事です。そして、今後の物づくりの手法として、理論に基づいた、理論から派生したアプローチが大事とされています。今回のテクニカルフォーラムでは、「コーティング」「粘着」の2つのテーマに絞り、基礎を学び、現象を正確に把握できる目を養うことを企画のコンセプトとしました。本テクニカルフォーラムで得られた知識を、企画力、商品開発力、販売力、製造力に移植し、次なるビジネスの飛翔へと活かしていただければ幸いです。


プログラム

2/18(木) コーティングテクニカルセッション
     ーコーティングを制御・把握するための要素技術ー10:00〜11:00テーマ:「分析測定技術と製造現場の新しい融合」講師:大日本印刷(株) 研究開発センター 理事
   黒田孝二 氏11:00〜12:00テーマ:「微小液滴の挙動、表面近傍の動的粘弾計測技術(仮)」講師:東京大学 生産技術研究所 教授
   酒井啓司 氏12:00〜13:45昼休み13:45〜14:45テーマ:「高分子溶液における乾燥過程の挙動解析」講師:東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 教授
   土井正男 氏14:45〜15:45テーマ:「ケミカルプロセシングによる微粒子分散系の制御と機能」講師:コニカミノルタビジネステクノロジーズ(株) 開発本部 化製品開発センター 機能部材開発部 担当部長
   倉地育夫 氏15:45〜16:45テーマ:「乾燥プロセスのモデル化と制御パラメーターについて」講師:長岡技術科学大学 工学部電気系 准教授
   河合 晃 氏2/19(金) 粘着テクニカルセッション(協賛:日本粘着テープ工業会)
     ー明日へのモノ作りに活かす、粘着要素技術ー10:00〜11:00テーマ:「粘着剤の物性:粘着剤の相構造と相溶性」粘着剤はゴム(エラストマー)を主成分とし、場合によっては粘着付与剤をブレンドした粘弾性物質である。それゆえ粘着剤の性能、いわゆる”粘着三物性”(粘着力、タック、保持力)は粘着剤のレオロジカルな性質に大きく左右されることになる。また粘着剤は接着剤と比較して表面の物性により影響されるとも考えられる。我々は最近、粘着剤ベースポリマー/粘着付与剤系において原子間力顕微鏡(AFM)を用いて表面の摩擦力を測定し、表面物性について検討を行っており、それについても発表する。講師:東京大学大学院 農学生命科学研究科 生物材料科学専攻 准教授
   竹村彰夫 氏11:00〜12:00テーマ:「接着界面:接着剤/被着体界面での相互作用エネルギー」接着剤(または粘着剤)による接着現象を利用した製品を設計する場合、接着剤のバルクとしての挙動と共に表面の挙動(または接着剤/被着体の界面領域での挙動)を理解し、コントロールする必要がある。バルクとしての挙動の評価方法としては種々レオロジー物性測定法が、そして表面の挙動の評価方法としては接触角測定法、表面力測定法などが考案されて用いられている。一方、近年のコンピュータ性能の飛躍的向上に伴ない、分子レベル、あるいは電子、原子核レベルでのシミュレーション技術が容易に活用できる状況になってきている。今回そのシミュレーション技術を用いて接着剤/被着体界面での相互作用の解析を試みた例をご紹介する。講師:日東電工(株) 生産技術開発センター 元フェロー
   南崎喜博 氏12:00〜13:45昼休み13:45〜14:45テーマ:「自然に学ぶ(1):粘着物性とヤモリの粘着メカニズム」ヤモリは,壁や天井を自在に歩行することができるなど、粘着・剥離を巧みにコントロールする機構を備えていることが知られている。また、その優れた粘着・剥離機構を理解し、より高機能な粘着剤を開発しようという試みが最近始まっている。本講演では、ヤモリの指先がもつ粘着・剥離機構に着目し、物理的に優れている点や既存の粘着剤とはどのように異なるかについて述べた後、実際に高機能な粘着剤を作るにはどうしたらよいか考えてみたい。講師:東京大学大学院 工学系研究科 物理工学専攻 助教
   山口哲生 氏14:45〜15:45テーマ:「自然に学ぶ(2):グリップ&リリースのメカニズム」ヤモリ、クモ、ハエなどは微小毛構造を用い、壁面に水平な方向の力を変化させることで、固体間凝着力を制御し、壁面を把持したり素早く離したりしている。またカタツムリは筋肉の剛性を変えることで対象を把持している。講演者はイオンスパッタリングシステムを有する超高真空のオージェ電子分光装置内に加熱(表面再構成)装置と力計測装置を組み込み精密な固体間凝着力の計測を行い、その結果を解釈するための電子論や力学モデルを構築し、詳しく検討を行ってきた。それらの成果に立脚し、生物の用いるグリップとリリースの機構を理解し、さらに必要な機構のみを選択し利用することでスマートなグリップ&リリースを可能にするデバイスを設計することができる。ここではそれらの取り組みを理論的な背景から紹介する。講師:東京工業大学大学院 理工学研究科 国際開発工学専攻 准教授
   高橋邦夫 氏15:45〜16:45テーマ:「プローブタックによる接着力上昇性の解析」粘着テープの接着力は一般には貼付時間1分や20分で測定されている。しかしこの時間はまだ粘着力が上昇している途中、すなわち接着形成が完了していない時点での測定となる。実用的には貼り合わせるとすぐに使用されることも多いので、品質管理上はこれで良いのだけれども、粘着テープ開発のための評価となると不十分である。
粘着テープの接着特性は接触過程と剥離過程を厳密に分けて解析する必要がある。
また電子機器特に光学関連で保護フィルムが多用されて生産の合理化に貢献している。この用途では貼付後すぐに接着力が発現し、しかも接着力の上昇は非常に小さいことが要求されている。接着力上昇性の評価は非常に重要である。
プローブタックで接触時間を変化させることにより、いくつかの粘着剤で接着力上昇性について測定・解析した。講師:粘着コンサルタント
   浦濱圭彬 氏お申込フォームに進む

お問い合せ:(株)加工技術研究会 forum@ctiweb.co.jp TEL. 03-3861-3858



[過去1ヶ月間のプロダクツ情報]
● 導電性ポリマー塗料「セプルジーダ」信越ポリマー(株) (2009年12月22日)
● 無薬品湿し水給水システム「てんとう虫801」日本平版機材(株) (2009年12月22日)
● 炭酸ガス濃度監視器「RLA 100」Witt-Gasetechnik GmbH & Co KG (2009年12月22日)
● テクノス ニューロ視覚センサー スーパー5000K (2009年12月22日)
● 自転・公転真空ミキサー「あわとり練太郎 ARV-930TWIN」「同 ARV-310(株)シンキー (2009年12月22日)
● Virtual Interactive Whiteboard「U-Pointer」(有)ブライトニング (2009年12月22日)
● 光沢ラミネートフィルム「REVI」リンテック㈱ (2009年12月22日)
● 高画質フラットベッドUV硬化IJプリンタ「UJF-706」(株)ミマキエンジニアリング (2009年12月22日)
● 光触媒「ハンノウコート」(株)光文堂 (2009年12月22日)
● 使い捨て用液状包装袋「EASYPACK」KSP (2009年11月25日)
● リグニン25%配合ペレット成型技術(株)ジュオン (2009年11月24日)
● 再帰性反射インキの光る傘「キラランブレラ」(株)帆風 (2009年11月24日)
● 導電性放電素子入織布「エレクトロメッシュ」第百通信工業(株) (2009年11月24日)
● 設置型VOCモニター「VM-03」「VM-08」(有)オー・エス・ピー (2009年11月24日)

by momotaro-sakura | 2009-12-24 18:19 | ブログ