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10年度予算:一般会計総額92.3兆円 国債発行は44.3兆円に--今夕閣議決定

10年度予算:一般会計総額92.3兆円 国債発行は44.3兆円に--今夕閣議決定
 政府は25日、10年度当初予算の全容を固めた。一般会計総額は約92・3兆円と過去最大で、政策的な経費に充てる一般歳出は約53・5兆円とする。また、国債発行額は44・3兆円と、「約44兆円以下」とする政府の目標にほぼ沿った形となった。同日夕に、政府・与党の協議を経て、政府予算案を閣議決定する方針。

 44・3兆円の国債発行額は当初予算としては最大となる。政府は今月15日に決定した予算編成の基本方針で、「10年度の国債発行額を、前政権が編成した09年度第1次補正後の約44兆円以内に抑えるものとする」としていた。しかし、税収は09年度並みの37・4兆円にとどまったうえ、11兆円超を検討していた特別会計の「埋蔵金」など税外収入は10・6兆円にとどまり、国債発行額は1次補正後の44・1兆円をわずかに上回った。

 歳出面では、子ども手当などのマニフェスト(政権公約)関連政策を盛り込み、一般歳出は53・5兆円で過去最大、地方交付税も17・5兆円と前年度に比べ大幅に増加した。

 社民党と国民新党は、税外収入の拡大などで一般会計総額を上積みするよう求めているが、最終的には鳩山由紀夫首相の判断に従う姿勢を見せている。政府は25日夕、党首級の基本政策閣僚委員会を開催する予定で、政府・与党の合意を得たうえで予算案を閣議決定する。【平地修】

by momotaro-sakura | 2009-12-25 16:05 | ブログ