2009年 12月 26日
誰でもわかるラミネーティング (第3刷)
コンバーティング業界に足を踏み入れた新入社員の教材向けに、また、技術・知識の習得に時間の割けない営業マンの虎の巻として、「コンバーテック」誌上で、1990年1月から1997年12月にかけて、全39回にわたり連載され、読者から熱い支持を得た「ラミネート初級講座」(執筆者:松本宏一氏)を再編集し、一部を加筆し単行本化したものです。「コンバーティングとは何か」「ラミネーティングとは何か」「図解で理解する7つのラミネーション法」「こんなにあるラミネーション用素材」「プラスチックとは何か」「プラスチックフィルムの製造法」「ラミネートに使われるプラスチックフィルム」「押出コーティング・ラミネーション用樹脂に関する基本用語」「図解でわかる用途別ラミネート構成」など、読み手にとって理解しやすい内容構成です。用途別の代表的ラミネート構成や生分解性樹脂の情報を加筆。
松本 宏一著
B5判 287頁
定価:5,250円
(本体 5,000+税)
送料:別途
第3刷:2004年4月5日
コンバーティング業界に足を踏み入れた新入社員の教材向けに、また、技術・知識の習得に時間の割けない営業マンの虎の巻として、「コンバーテック」誌上で、1990年1月から1997年12月にかけて、全39回にわたり連載され、読者から熱い支持を得た「ラミネート初級講座」(執筆者:松本宏一氏)を再編集し、一部を加筆し単行本化したものです。「コンバーティングとは何か」「ラミネーティングとは何か」「図解で理解する7つのラミネーション法」「こんなにあるラミネーション用素材」「プラスチックとは何か」「プラスチックフィルムの製造法」「ラミネートに使われるプラスチックフィルム」「押出コーティング・ラミネーション用樹脂に関する基本用語」「図解でわかる用途別ラミネート構成」など、読み手にとって理解しやすい内容構成です。用途別の代表的ラミネート構成や生分解性樹脂の情報を加筆。
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第1章 コンバーティングとは何か
1. ラーメンの袋、これもコンバーティング
2. 新たな加工で、新たな価値を
3. 様々な業界と関連するコンバーティング
4. これだけあるコンバーティング技術
5. いろんな機能を付与するコーティング
6. ラミネートは「積み重ね」のこと
7. スリットとカットの違いは
8. まだまだあるコンバーティング製品
第2章 ラミネーティングとは何か
1. コンバーティングで多用されている技術
2. ラミネートで不思議な機能を付与
3. ラミネーターの構成要素
第3章 図解でわかる7つのラミネーション法
1. ラミネーションの種類は
2. ウェットラミネーション:ウイスキーやビールのラベル
3. ホットメルトラミネーション(またはワックスラミネーション) :キャンディーの包装材料
4. 押出コーティング・ラミネーション:粉末・顆粒医薬品分包材料
5. 共押出成形ラミネーション:チーズの包装材料
6. ドライラミネーション:レトルト食品包装材料
7. ノンソルベントラミネーション:ポテトチップスの包装材料
8. サーマルラミネーション:湿気取り容器の蓋材料
第4章 こんなにあるラミネーション用素材
-紙・板紙、セロハン、合成紙、不織布、アルミ箔、蒸着フィルム-
1. 素材の知識も大事です
2. 紙と板紙
2.1 どのように作られるの
2.2 どんな紙がラミネートに使われるの
3. セロハン
3.1 どのように作られるの
3.2 普通セロハンと防湿セロハン
4. 合成紙
4.1 紙ライクなフィルム
4.2 どのように作られるの
(1) フィルム法合成紙
(2) ファイバー法合成紙
5. 不織布
5.1 繊維だが布ではない
5.2 どのように作られるの
(1) 湿式法
(2) 乾式法
(3) 直接法
5.3 ウェブの接着方法は
6. アルミ箔
6.1 どのように作られるの
6.2 形状と種類は
7. 蒸着フィルム
7.1 アルミ蒸着フィルムにはどんな特徴があるの
7.2 透明タイプの蒸着フィルム
7.3 蒸着の原理は
第5章 プラスチックとは何か
1. これがプラスチック
2. モノマーとポリマー
3. 原子と分子
4. ポリエチレンとポリプロピレンはここが違う
5. 重合体と共重合体の分子配列
6. 結晶性と非結晶性
7. 熱可塑性と熱硬化性
第6章 プラスチックフィルムの製造法
1. 溶かして、流して、固める
2. キャスティング法
3. カレンダー法
4. エクストルージョン法
5. 延伸
第7章 ラミネートに使われるプラスチックフィルム
1. まずは略号だけでも憶えよう
2. ポリエチレン(PE)フィルム
2.1 ポリエチレンの種類
2.2 低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム
2.3 中密度ポリエチレン(MDPE)フィルム
2.4 高密度ポリエチレン(HDPE)フィルム
2.5 直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)フィルム
2.6 メタロセン触媒系LLDPE(mLLDPE)フィルム
3. エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルム
4. アイオノマー(IO)フィルム
5. 無延伸ポリプロピレン(CPPまたはIPP)フィルム
6. 二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム
7. ポリアミド(PA)フィルム
7.1 アミンとカルボン酸が結合してナイロンに
7.2 無延伸ナイロン(CNy)フィルム
7.3 二軸延伸ナイロン(ONy)フィルム
8. ポリエステル(PET)フィルム
9. ポリ塩化ビニル(PVC)フィルム
10. ポリ塩化ビニリデン(PVDC)フィルム
11. ポリビニルアルコール(PVA)フィルム
12. エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム
13. ポリカーボネート(PC)フィルム
14. ポリスチレン(PS)フィルム・シート
15. ポリアクリロニトリル共重合体(PAN)フィルム
16. 共押出フィルム
17. コーテッドフィルム
(1) 水性コーティング
(2) 溶剤コーティング
(3) ホットメルトコーティング
第8章 押出コーティング・ラミネーション用樹脂に関する基本用語
1. 押出コーティング・ラミネーションの概略
2. これさえわかれば大丈夫
(1) 密度
(2) メルトフローインデックス
(3) 押出加工適性
(4) 接着性
(5) ヒートシール性
(6) 低温ヒートシール性
(7) 夾雑物付着シール性
(8) ホットタック性
(9) 樹脂臭
(10) 機械適性
(11) 樹脂交換適性
第9章 ラミネートに使われる押出コーティング・ラミネーション用樹脂
1. もう一度おさらいをしてみよう
2. ポリエチレン(PE)樹脂
2.1 低密度ポリエチレン(LDPE)樹脂
2.2 高密度ポリエチレン(HDPE)樹脂
2.3 直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)樹脂
2.4 メタロセン触媒系LLDPE(mLLDPE)樹脂
3. ポリプロピレン(PP)樹脂
4. ポリエチレン(PE)共重合体樹脂
4.1 PEベースの共重合体の仲間
4.2 エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)樹脂
4.3 アイオノマー(IO)樹脂
4.4 エチレン・アクリル酸共重合体(EAA)樹脂
4.5 エチレン・メタクリル酸共重合体(EMAA)樹脂
4.6 エチレン・メチルアクリレート共重合体(EMA)樹脂
4.7 エチレン・メチルメタクリレート共重合体(EMMA)樹脂
4.8 エチレン・エチルアクリレート共重合体(EEA)樹脂
4.9 エチレン・ビニルアルコール共重合体(EVOH)樹脂
4.10 エチレン共重合体のまとめ
5. ポリメチルペンテン(PMP)樹脂
6. 飽和ポリエステル(PET、PBT)樹脂
第10章 機能性付与のかくし味
1. 添加剤と改質剤
2. 可塑剤
3. 熱安定剤
4. 酸化防止剤
5. 紫外線吸収剤
6. 帯電防止剤
7. 滑剤
8. 着色剤
9. 発泡剤
10. 改質剤
(1) ポリブチレン-1
(2) ポリオレフィン系改質剤
(3) アクリレート系改質剤
第11章 接着剤とAC剤
1. ラミネートで接着機能を向上
2. 接着と粘着
3. 接着力と凝集力
4. 接着の発生
4.1 濡れ
4.2 アンカー効果
4.3 結合
(1) 化学結合
(2) 水素結合
(3) ファンデルワールス力
4.4 溶解度パラメーター
5. 接着剤
5.1 ウェットラミネーション用接着剤
5.2 ワックス・ホットメルトラミネーション用接着剤
5.3 ドライラミネーション用接着剤
5.4 ノンソルベントラミネーション用接着剤
5.5 押出コーティング・ラミネーション用AC剤
(1) 有機チタン系AC剤
(2) イソシアネート系AC剤
(3) ポリエチレンイミン系AC剤
(4) ポリブタジエン系AC剤
第12章 ラミネート包装材料の設計
1. 包装材料に要求される諸性質
1.1 7つの機能
1.2 安全・衛生性
(1) 材質試験
(2) 溶出試験
(3) 材質別規格
(4) 用途別規格
1.3 保護性
1.4 作業性
1.5 便利性
1.6 商品性
1.7 経済性
1.8 廃棄処理・リサイクル性
2. 生産方式
3. 包装の役割
4. 包装設計の考え方
4.1 顆粒状医薬品
4.2 削り節(パック削り節)
4.3 レトルト食品
4.4 乾燥菓子、スナック菓子
4.5 スパイス入りスナック菓子
4.6 緑茶、紅茶
5. 包装設計の流れは
6. 包装材料選定の目安
第13章 図解でわかる用途別ラミネート構成
1. 具体例で示しましょう
2. 乾燥食品包装
3. 水物食品包装
4. 液体食品包装
5. チルド・冷凍食品包装
6. 油脂食品包装
7. 医薬品のストリップ包装、分包、PTP包装
8. 真空包装
9. ガス充填包装
10. 深絞り包装
11. 酸素吸収剤包装
12. 易開封包装
13. スタンディングパウチ(自立袋)
14. レトルト殺菌包装
15. 紙容器
16. バッグインボックス(BIB)
17. 電子レンジ食品包装
18. 無菌充填包装
19. 滅菌用包装
20. ラミネートチューブ
21. チャック袋
22. スパウト袋
23. 表面保護フィルム
24. その他の包装
第14章 ラミネートと関連技術
1. 印刷
1.1 印刷はインキで多数複製する技術
1.2 版の種類は
(1) 凸版
(2) 凹版
(3) 平版
(4) 孔版
2. 製版方法
(1) 凸版
(2) 凹版
(3) 平版
(4) 孔版
3. グラビア印刷のプロセス
(1) 企画・デザイン
(2) レイアウト
(3) 版下作製
(4) 版下の撮影
(5) カラー写真原稿の色分解
(6) 集版
(7) 校正刷り
(8) 製版
4. カラー印刷の原理
(1) 網点
(2) 光と色分解
(3) インキ
5. ラミネート後のテクニック
6. リワインディング
6.1 これで製品の良し悪しが決まる
6.2 繰出機
6.3 巻取機
(1) センターワインディング(center winding、中心駆動巻取)
(2) サーフェス・ワインディング(surface winding、表面駆動巻取)
(3) センター・サーフェス・ワインディング(center-surface winding、中心表面巻取)
7. スリッティング
(1) レザーカット(razor cut)方式
(2) シァーカット(shear cut)方式
(3) スコアーカット(score cut)方式
8. 製袋
(1) 紙袋
(2) ポリ袋
(3) ベスト袋(U字形袋)
9. ラミネートフィルム用製袋機
(1) 三方シール自動製袋機
(2) センターシール自動製袋機
(3) スタンディングパウチ自動製袋機
10. 自動充填包装機
(1) ピロー型自動充填包装機
(2) 三方シール充填包装機
(3) 四方シール充填包装機
第15章 フィルム・ラミネート製品の試験法
1. クレーム防止に役立つ
2. 試料の採取と測定環境
(1) 試料の採取
(2) 試験測定の標準環境
3. 厚み測定
4. 引張強度と伸び
5. 引裂強度
6. 破裂強さ
7. 耐折強さ
8. 衝撃強さ
9. 剛性
10. ブロッキング
11. カール
12. 滑り性
13. 濡れ
14. 接着強さ
15. ヒートシール強度
16. ホットタック性
17. 透湿度
18. ガス透過度
19. 紫外線透過率
20. 光線透過率とヘイズ
21. 光沢度