2010年 01月 05日
考えるだけで家電操作、日立が小型化 3~4年後実用化
日立製作所は手を使わずに考えるだけで家電やロボットを操作できる小型機器を開発した。ヘアバンド型のセンサーを装着し脳の活動状態をとらえる。データを処理する装置を弁当箱大の大きさに収め、持ち運びを可能にした。リモコンが使えない難病患者向けに3~4年後をメドに実用化する。
脳波や血流といった脳が出す信号を手掛かりに機械を操作する「ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)」技術を応用した。BMIはここ数年、国内での研究開発が盛んで、トヨタ自動車やホンダも研究を本格化させている。