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霞ケ浦の水質悪化 05年環境白書


2005/09/30(金)
霞ケ浦の水質悪化 05年環境白書

県庁エコ・オフィスプラン 目標達成困難に
 県は二十九日、二〇〇五年版「環境白書」をまとめた。大気、水質などの〇四年度の環境基準達成状況は前年度と同様でほぼ良好だが、霞ケ浦の水質は悪化した。地球温暖化対策として県が自ら取り組んでいる県環境保全率先実行計画(県庁エコ・オフィスプラン)は数値目標を達成したのが十項目のうち三項目にとどまり、計画最終年度の本年度中に全目標を達成するのは難しい状況となった。
 「白書」によると、水質は河川、湖沼、海域の汚濁度を示す代表的指標BOD(生物化学的酸素要求量)・COD(化学的酸素要求量)の環境基準達成状況が全体で79%と過去最高を記録、特に河川は継続的な改善傾向にある。
 しかし、霞ケ浦(西浦、北浦、常陸利根川)の水質は全水域平均でCOD、全窒素が前年度より悪化した。夏期の高温による北浦でのアオコの大量発生や秋期の多雨による汚濁物質の流入増加が要因と見られ、県では水質悪化が一時的なものか、継続的なものか今後の動向を注視している。
 県庁エコ・オフィスプランの数値目標は九九年度が基準で、〇四年度実績で達成した項目は廃棄物量、上水道使用量の削減と環境にやさしい「グリーン購入率」の向上のみ。
 公用車燃料使用量や用紙類使用量、温室効果ガス排出量などは基準年度を上回っており、目標達成は困難な状況だ。
by momotaro-sakura | 2005-09-30 21:47