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<東証>日立が下げ渋り 業績改善を評価した買い(2010/2/5 10:31)

<東証>日立が下げ渋り 業績改善を評価した買い(2010/2/5 10:31)
(10時10分、コード6501)下げ渋り。前場中ごろは前日比1円安の304円近辺で推移している。朝方に14円安の291円まで下げたが、徐々に下げ幅を縮小した。4日の米株安などを受けて市場全体に広がった売りに押されたものの、日立は前日に2010年3月期連結業績予想(米国会計基準)を上方修正し、コスト削減効果で最終損益は2100億円の赤字(前年同期は7873億円の赤字)と従来予想より200億円、赤字幅が縮小すると発表していた。業績改善を評価した見直し買いが株価を下支えしている。

 09年10~12月期連結決算は、自動車機器や電力設備事業での需要回復や、薄型テレビのコスト削減で採算が改善し、最終損益は218億円の黒字(前年同期は3710億円の赤字)に転換した。

 日立は同日、4月1日付で川村隆社長兼会長が会長専任となり、中西宏明副社長が社長に昇格する人事も発表した。交代の理由を、「(増資などにより)止血に一定の成果が出た」(川村社長)としている。市場からは、「新しい経営体制になることで、子会社再編などが加速し事業構造改革に早期に道筋がつく」(みずほ証券の井手秀一アナリスト)との声が聞かれた。〔NQN〕

by momotaro-sakura | 2010-02-05 12:11 | ブログ