2010年 09月 24日
菅首相「日米同盟は世界的インフラ」 日米首脳会談要旨
日米首脳会談要旨
2010年9月24日11時59分
菅直人首相とオバマ米大統領が23日に行った日米首脳会談の要旨は以下の通り。
【日米関係】
オバマ大統領 21世紀にふさわしい形で日米関係を強化していくために、その方法について議論したい。11月の訪日を楽しみにしている。
菅首相 日米同盟は世界的な平和と安定のためのインフラだ。関係強化の3本柱は安全保障、経済関係、文化・人材の交流だ。
【東アジア情勢】
大統領 アジア太平洋の安全保障について日米で協力していこう。中国との協力関係も重要だ。6者協議再開には、北朝鮮がより真剣な姿勢を示す必要がある。
首相 韓国の哨戒艦沈没事件、核、拉致、ミサイルについて前向きな姿勢があれば、6者協議を考えなければいけない。東アジア共同体は、米国を含めて構想していきたい。
両首脳 中国との関係について、関心を持ってお互いが注視し、日米で連携していくことで一致。尖閣諸島問題で意見を交換。
【普天間問題】
首相 日米合意を踏まえてやっていきたい。沖縄の難しい課題もあるので、一層の理解を求めるために、負担軽減についても努力したい。
大統領 難しい課題があることは理解している。
【イラン】
大統領 日本の追加制裁について感謝したい。
首相 イランとの伝統的な関係を乗り越えて閣議決定した。
【経済問題】
大統領 日米の経済協力が、どう持続可能な経済成長につながるかについて、11月に日本で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)で議論したい。
アサヒコム