2010年 09月 27日
南シナ海の領有権争い べトナムも中国に警戒感
中国人船長釈放の波紋が広がっています。中国は南シナ海でも領有権をめぐって東南アジア諸国と争っていて、ベトナムなどでも警戒が高まっています。
ベトナム国民:「(中国は)ベトナムにとって危険だ」「中国はベトナムとアジア地域に圧力をかけている」
ベトナムの各紙は、中国の船の衝突事件について「日中間の緊張感が高まっている」と報じるなど高い関心を示しています。ベトナムと中国は南シナ海の西沙諸島の漁場や海底資源などをめぐって領有権争いが続き、中国側によるベトナム漁船のだ捕などが相次いでいます。
元在中国ベトナム総領事、ズオン・ザイン・ジ氏:「日本の法律に反していたのなら、中国人船長は罰を与えてから釈放すべきだ。中国は一つ要求が満たされると、また次を要求してくるからだ。我々は(中国を)警戒して防衛する」
日本に対する中国の強硬な姿勢を受け、ベトナム政府も警戒しています。