2005年 11月 07日
NHK記者の放火未遂事件 同僚らに「スクープがとりたい」
NHK記者の放火未遂事件 同僚らに「スクープがとりたい」
NHK大津放送局の記者が、放火未遂の疑いで逮捕された事件で、この記者が職場の同僚らに「スクープがとりたい」と話していたことがわかった。
NHK大津放送局の記者・笠松裕史容疑者(24)は、大阪・岸和田市の放火未遂のほか、今年4月から相次いだ滋賀・大津市内の連続放火についても関与を認めている。警察の調べに対し、笠松容疑者は、「いろいろ悩んでいた」と動機について供述しているが、その後の調べで、事件当時、職場の同僚らに「スクープがとりたい」と繰り返し話していたことがわかった。
笠松容疑者はまた、火事の発生直後に「たまたま通りかかった」と自ら消防に通報したり、燃えている民家を携帯電話のカメラで撮影し、撮影した画像を他社の記者に見せていたという。
警察は、職場でのプレッシャーなどから、犯行に至った可能性もあるとみて調べを進めている。
[6日19時49分更新]