金環日食、国内25年ぶり=太平洋側、各地で観測―部分食も全国で

桜川市高久・上空の映像
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金環日食、国内25年ぶり=太平洋側、各地で観測―部分食も全国で

2012年5月21日 10時58分


太陽の手前に月が重なり、太陽が金色のリング状に光って見える金環日食が21日午前7時半前後、九州南部から東北南部の太平洋側で起きた。【時事通信社】

 太陽の手前に月が重なり、太陽が金色のリング状に光って見える金環日食が21日午前7時半前後、九州南部から東北南部の太平洋側で観測された。他の地域でも、太陽の一部が欠けて細い三日月のようになる部分日食が午前6時すぎ、沖縄から始まり、同9時半ごろには北海道東部で終わった。

 国立天文台によると、国内で金環日食が観測されたのは1987年9月23日の沖縄以来、約25年ぶり。日本の広い範囲では平安時代の1080年以来932年ぶり。金環日食は最長で約5分間、部分日食は同3時間弱続いた。金環食の前後には、月面の凹凸でリングの縁が途切れ途切れになる「ベイリービーズ」も見られた。

 21日は朝から全国的に雲が広がったが、切れ間からリング状の太陽を観測できた地域も多く、各地の学校や公園などで日食グラスを手に東の空を見上げる姿が見られた。インターネットでは各地の日食の様子が中継されたほか、全地球測位システム(GPS)の付いたスマートフォンで観測報告を募り、全国的な日食観測マップを作成する試みなども行われた。



首都圏で見られるのは1839年9月7日以来、173年ぶりの金環日食を観測できた本日。都心でも確かに太陽のリングを確認することができた。金環日食に続いて、見逃せない天体ショーがいくつか発生する2012年。今回見逃してしまった人も、まだまだ奇跡の天体ショーに立ち会えるチャンスがある。
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【6月4日】部分月食
昨年の12月10日に皆既月食が見られてから半年ぶりの月食。地球が太陽と月の間に入り、地球の影が月にかかることによって月が欠けて見える現象のこと。満月のときに起こる。

【6月6日】金星の日面通過
金星の日面通過とは、金星が太陽面を黒い円形のシルエットとして通過していくように地球から見える天文現象のこと。金星が地球と太陽のちょうど間に入ることでみられる事象。
太陽面は極めて明るく、金環日食と同様に太陽観測用のフィルターを必ず用いる必要がある。午前7時10分~午後1時50分頃にみることができる。

243年に4回だけ起こる天文現象で、これを見逃すと、次発生するのが2117年。押さえておきたい天体ショーの一つだ。

【7月15日】木星食
木星が月に隠される現象。肉眼で観測することはできないが、望遠鏡を使えば、沖縄を除く日本各地で観測することができる。

【8月14日】金星食
金星食とは、金星の前を月が横切って、金星を隠す現象。
石垣島などの一部の地域を除く日本全国で観測することができる。午前2時40分~3時25分頃にみることができる。この金星食は、23年ぶりのこと。肉眼で楽しむことができる。

特に、来月の「金星の日面通過」は、なかなか観ることができない現象。次回観測できるのは、105年後。金環日食が毎年どこかで起こっていることを考慮しても、とても稀な現象。そのため、人間の歴史の大きな転換を表す重要な現象だとも考えられているという。

2012年の天体ショー、お見逃しなく!
(エキサイトニュース編集部)
by momotaro-sakura | 2012-05-21 13:26 | ガーデニングと野菜作り/近郊周辺散歩