2012年 06月 19日
米国の放射線情報、避難に使わず 政府が福島原発事故直後
米国の放射線情報、避難に使わず 政府が福島原発事故直後
2012年6月18日 21時27分 共同ニュース
福島第1原発事故で放出された放射性物質による放射線量の分布図(米エネルギー省提供)
東京電力福島第1原発事故直後、米軍機を使って測定した原発周辺の放射線分布地図を米国側から提供されたにもかかわらず、日本政府はこの地図を公表せず住民の避難に生かしていなかったことが18日、分かった。分布地図は米エネルギー省が原発の半径45キロ圏を昨年3月17~19日にかけ測定。原発の北西約25キロにわたり、放射線量が1時間当たり125マイクロシーベルト以上の地域が広がっていることが確認された。