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巨大地震再来の前触れか 東北地方で発生したM7.3深発地震の不気味


巨大地震再来の前触れか 東北地方で発生したM7.3深発地震の不気味

2012年8月31日 11時55分週刊実話

 8月14日正午ごろ、北海道のオホーツク海南部を震源とするM7.3の地震が発生。揺れは青森、岩手の両県に加え、関東甲信、東海地方にまで及んだが、この地震の590キロという震源の深さに“巨大地震の前触れではないか”との憶測が流れている。

 通常、震度は震源地で最も大きくなり、そこから同心円状に広がりつつ小さくなっていく。しかし今回の場合、震源に近い北海道の北の方が揺れるはずが、実際には釧路や函館などの道東や道南、さらには東北の方が大きく揺れた。
 「これは200キロより深いところで発生する深発地震が起きた際に見られる現象で、離れた場所で起きた地域を異常震域と呼びます。このような深発地震がきっかけとなり、プレートの浅い場所で巨大地震が発生することが過去にも記録されているため、今後、周辺のプレートが割れないか心配です」(サイエンスライター)
 実際に、1952年と2003年に起きたM8クラスの十勝沖地震でも、その前に深発地震が増加していた。

 また今回の地震に関連して、琉球大物理学部の木村政昭名誉教授が気になる指摘をする。
 「プレートの深いところで発生する地震は、プレートが自分の重みで切れてしまって起こることが少なくありません。通常はそれによって浅いところで引っ張られていた力がすっと抜けてしまうのですが、その刺激で大きな地震を誘発することもある。問題はカムチャツカ海溝ですね」

 カムチャツカ海溝の南端には、木村氏がかねてから指摘している“地震の空白域”が存在する。
 「東日本大震災で三陸沖のプレートが割れ、その地域のストレスは取り除かれましたが、これにより三陸沖の南北のプレートに大きな力がかかっている。カムチャツカ海溝の南端がそこに当たり、まさしく巨大地震が懸念される地域なのです」(同)

 木村氏が危惧するのは大津波の発生が予想されるスーパー巨大地震。東日本大震災に次ぐ悲劇の引き金にならなければいいが

by momotaro-sakura | 2012-09-01 09:08