2013年 02月 23日
咳で胸の痛みを感じるとき
しつこい咳が長く続いたら、よく胸の痛みを感じることがあります。咳による胸の痛みは、その症状によってさまざまな病気が考えられます。
まず、咳で胸が痛む病気の例として、「急性心筋炎」が考えられます。 これは心筋に炎症が起こしたため罹患する循環器系の病気です。 「急性心筋炎」は主に発熱、鼻水、咳、下痢、腹痛などの症状が出てきます。早急に治療しないと呼吸困難や心不全に陥る危険性がありますので、決して油断してはいけません。
それから、咳で胸が痛む病気の例として、「細菌性肺炎」が考えられます。 「細菌性肺炎」は主に発熱、咳、ねばねばした粘性の痰、胸痛などの症状が出来てきます。さらに悪化すると、呼吸困難やチアノーゼ、意識障害が起こります。早く処置をとりましょう。
他に、咳で胸が痛む病気の例として、「肺化膿症」が考えられます。「肺化膿症」は、肺に穴が開いてしまい、その穴の中に膿が溜まる病気です。 症状は普通の肺炎とよく似ていて、主に発熱、咳、ねばねばした粘性の痰、胸痛、心拍数増加などが見られます。悪化すると呼吸困難、チアノーゼ、意識障害が起こりますので、早急に適切な治療を受けましょう。