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ヨモギ(蓬)は、キク科の多年草。別名モチグサ。

ヨモギ(蓬)は、キク科の多年草。別名モチグサ。_e0009760_1332712.jpg

草餅によし、お粥にもよし、天麩羅にもよし、
私は毎日お粥にして食べてます。
腸の働きがよくなります。

ヨモギ(蓬)は、キク科の多年草。別名モチグサ。

地下茎はやや横に這い、集団を作る。茎は立ち上がり、やや木質化する。葉は大きく裂け、裏面には白い毛を密生する。夏から秋にかけ、目立たない花を咲かせる。

セイタカアワダチソウと同様に地下茎などから他の植物の発芽を抑制する物質を分泌する。この現象をアレロパシー(他感作用、allelopathy)と言う。

学名はペルシャの王妃アルテミスの名に由来、あるいはギリシャ神話の女神アルテミス(元元は古代アジアの同名の女神、ローマ神話ではディアナ、英語名ダイアナ)。英語で蓬類を指す「アルテミシア」(Artemisia)とは、潔癖の処女神アルテミスからとられたものである。


[編集] 利用
特有の香りがあり、春につんだ新芽を茹で、おひたしや汁物の具、また草もちにして食べる。また、天ぷらにして食べることもできる。香りの主成分はシネオール、ツヨン、β-カリオフィレン、ボルネオール、カンファー、脂肪油のパルミチン酸、オレイン酸、リノール酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2などである。
灸につかうもぐさ(艾)は、葉を乾燥させ、裏側の綿毛を採取したものである。 葉は、艾葉(がいよう)という生薬で、漢方で腹痛、吐瀉、止血などに用います。(なお、艾、艾葉には、ヨモギの他にヤマヨモギ(学名A. montana)も使われる。)

沖縄に生えるヨモギは、正式にはニシヨモギ(A. indica Willd.)と言い、「フーチバー」の名で沖縄料理では沖縄そばの具やヤギ肉の臭み消しとして用いられる。この語は長崎弁など九州方言に見られる「フツ」、「フツッパ(フツの葉の意)」と同根であると考えられる。雑炊に入れた「ふーちばーじゅーしー」も著名な調理法である。


[編集] もぐさ
灸(きゅう)に使われる艾(もぐさ)は、夏に、よく生育したヨモギの葉を採集し、臼で搗(つ)き、篩にかけ、陰干しする工程を繰り返して作られる。点灸用に使用される不純物のない繊毛だけの艾を作るには、多くの手間暇がかかるため、大変高価である。高級品ほど、点火しやすく、火力が穏やかで、半米粒大のもぐさでは、皮膚の上で直截点火しても、心地よい熱さを感じるほどである。

不純物の混じっている安価な艾は、隔物灸などに用いられる。

百人一首の51番目にある、藤原実方朝臣(ふじわらのさねかたあそん)の歌、「かくとだに えやは伊吹の さしも草 さしも知らじな 萌ゆる思ひを」から、滋賀県の伊吹山が特産地と思われているが、滋賀県ではほとんど作られておらず、新潟県、富山県など、北陸産が多い。また、この「伊吹山」は、滋賀県ではなく、栃木県栃木市にある小さな山だという説もある。もぐさの商標には、お釜のマークの「釜屋」が有名だが、これを名乗る業者は数社ある。
by momotaro-sakura | 2007-03-01 07:32