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「孫子の兵法」から学ぶ

NHKの大河ドラマの「風林火山」を見ていると
私の学生時代に良く愛読した書物
「孫子の兵法」がよく出てくる。
此処には「乱世に生きる中国人の生きる知恵」が
事細かに書かれているのである。
「孫子の兵法」の書として書かれているこの書物は、
日常の瑣事についてもつぶさに書かれてるので、
人生を生き抜くための処方箋を学ぶことが出来る。

この書物を実際に経済界の
ビジネス等に応用できる事が多く、
特に政治の世界には欠く事のできない書である。
中国5000年の歴史から編み出された勝ち組と
なる為の書と思っても差し支えない。

私が若かかりし頃、何度か壁にぶちあたった時、
そのたび毎に読んだ記憶がある。
日本史における戦国時代には
戦国大名の中で結構愛読された書物だったようです。

この他に、中国での春秋時代には
孔子、孟子、墨子、老子や荘子の
著名な思想家が数多く輩出されている。
これらの書を学生時代に掻い摘んで
読んだ事があったが それぞれに違った
物の見方考え方をする思想であった。

特に老子の乞食的思想は極めて
異色な発想であった。
人間は一度乞食に身を落し、
其処から這えあがるパワーを
身につけてこそ、
真の人間が形成されると諭した。

この考えは学生時代には
かなり衝撃的な発想として受けとめた。
しかし、この考え方が
私の七転び八起きの
人生の救いの手であったことは
隠すことが出来ない。

ライオンは自分の子を谷間に突き落とし、
そこから這え上がってくる子ライオンだけを
育て上げるDNAが組み込まれている。

恐らく老子はライオンの子の育て方を見て
ヒントを得たのではないかと思う。

私のパワーはこの老子の思想から
もらっているのです。
孫子の兵法は戦略的な生き方には
効果を発揮するが内面的問題には弱い。
内面的に強くするには老子を読むと効果がある。
丁度、今の世にピッタリな学問なのではないかと思う。
何事もプライドを捨て身を落した時、
漲る勇気が湧いてくるのである。
この体験を身を持ってなさば、
人生恐いものはなくなるのです。

by momotaro-sakura | 2007-03-27 07:42