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菅原道真が死んで天神になった日

今日は菅原道真が死んで異名の天神さまになった日。天神さまを祭る神社の天満宮をそう呼んだりもする。6月26日は、そう人々に信じ込ませる天変が起きた日だ。天皇が住む清涼殿に雷が落ち死人がでたのである。落雷は、道真の死後27年後たった930年の出来事で、たたりを鎮める手立てが種々試みられていたが、効き目はなかった。▼道真の時代から1100年過ぎ、さすがに怨霊の仕業は恐れないけれど、「讒言(ざんげん)によって沈落」の恨みを抱き、抱かれる人間模様はいくらでもある。▼中傷につまずいた貴人への同情と、そういう目に遭わされた人々の守り神になる頼もしさが天神信仰の源泉なのだろう。▼全国各地の天満宮の多くは今、6月末日の神事「夏越しの祓え」で参拝の人が通る「茅の輪」をしつらえている。▼今年はすべてにおいて日本の災厄の年である。天満宮にお参りに行こう。そして、今一番良い思いをしている、悪い官僚や政治家や地方公務員に天罰を与えてもらおう。そうしてもらわないと国民の怒りはおさまらぬようだ。
by momotaro-sakura | 2008-06-26 14:20